2010年1月13日 のアーカイブ

LIFE

2010年1月13日 水曜日
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「LIFE」

この簡潔かつストレートなタイトルが付いた雑誌は、1930年代〜アメリカで発行されていた週刊誌。フクモリの書棚でも販売しています。

紛らわしいですが左のほうのです。

紛らわしいですが左のほうのです。



店内奥の螺旋階段の途中で今日、なぜか目についたので改めて手に取ってみました。表紙はジョージア・オキーフ。彼女が当時住んでいたニューメキシコで撮影されたものです(多分間違いなく)。それにしたって今の週刊誌とは比較にならない美しい表紙。レイアウト、配色、サイズ、どれをとっても気持ちいい。


そして中身はというと、当時(この号は1968年3月)大統領選挙中だったリチャード・ニクソンの講演会の模様や、前年に映画「卒業」でダスティン・ホフマンと共演している、若く美しいキャサリン・ロスの特集、そして表紙のオキーフの特集などがあったのですが、一般的な人々を捉えた特集でも…

こんな感じ。

こんな感じ。



まるで映画のワンシーンを見ているかのような写真たちと大胆なレイアウト。LIFEはその情報を文章より「写真」で伝えていこうとした「元祖写真週刊誌」だけあって、一枚一枚の写真が物語る重みが圧倒的にスゴイ。

平和そう。

こんなに人が沢山なのにこんなにまとまってる。



そして、「取材」という名の通り、ただ生活の一部を切り取っただけの写真のはずなのに、じっくりと眺めてしまう程の空気をまとっています。それは多分、人を人らしく、生き生きと捉えているから。もちろん、古い雑誌特有の(その紙質や印刷やフォントなどによる)“その時代を垣間みる魅力”みたいなのはあるのかもしれませんが、現代の写真週刊誌を2050年頃見たとして「すごいな!なんかすごい魅力があるな!」と思えるものは…少ないんじゃないかと思います。



なんてカフェ兼定食屋なのに「LIFE」についての徒然なる感想が長過ぎた一日でしたが、日々の生活って本当に色々な視点で捉えられるし、作っていけるし、発信していけるんだな。

と思う反面、こうしたブログが記録となり、50年後なんかでも閲覧できたりするのかしら。。

と思ったりしたのでした。



【1/14(木)のフクモリランチメニュー】

お肉の定食:庄内豚と野菜のスチーム ゴマだれ ←新メニューです!
お魚の定食:鰆の味噌漬け焼き
今週の麺定食:だしざる中華+小丼(しょうゆの実肉味噌丼)



ご来店、お待ちしております☆