melting pointの公演を終えて

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7月の最後の日曜日に「melting point  ー装・体・音の融点ー」と題しまして、パフォーマンスの公演を行いました。


この公演を企画したきっかけは、田村香織さんの作る、ダンサーの動きをより自由で豊かに魅せる素敵な衣装を


舞台より近い空間を使って、パフォーマンス型でみせたい!という気持ちでした。


なので当初は、衣装の田村さんとダンサー・黒田なつ子さんの公演企画だったのですが、


観る人を楽しませることへの追求を止まない田村さんは、


美術作家・いしかわゆかさん、音楽家・松本一哉さんを率いて今回の作品を作り上げてくださいました。


 



間近で観せるダンスと音楽表現の緊張感ある駆け引きと振動で揺れる繊細な舞台美術、そして動きに魅入るよう仕掛けられた衣装。


それぞれフィールドの異なる4名が互いに尊重しながら、融点を模索し、


ひとつの作品を紡ぎ出された公演は、感性とエネルギーの塊のようでした。






体と衣の境界線に焦点をあて、表現者の内側(内臓)を引き出して、皮膚を作るかのような衣装を作った田村さん。


幻想的な作品の中にもなんだか、日々の生活で見たり、食べたり、感じたりの感覚から生まれるものを素直に表現しているように思えました。


作家の4名が強い感性と独特の個性にそれぞれ感化され、想定されてないものができたように、


観た人も感覚がすっとクリアに澄まされ、ちょっと新しい何かを与えられたのではないでしょうか。


田村さん、黒田さん、いしかわさん、松本さん素敵な舞台をありがとうございました!


 


そしてご来場いただきましたみなさま、白いドレスコードで舞台空間の一部にもなっていただき、本当にありがとうございました。


また素敵な公演をたのしみにしております〜。