馬喰町店のピアノ

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あけましておめでとうございます!2016年もどうぞよろしくお願いいたします。


新年最初のイベントは1月20日(火)「はらかなこ CAFE LIVE」!ご予約絶賛受付中です。


 


さて、ここでみなさんにお知らせしたいことがあります。


フクモリにはもう欠かせない存在であるピアノ、そのピアノを年末に入れ替えを致しました!


 


ご存知の方もいるかと思いますが、フクモリのピアノは大正生まれ。(詳しくは7年前のブログにて。)


古いけど、素晴らしいアーティストとお客様に愛されて、スタッフに大切にされて、素敵なライブを演出してきました。


 


そんなピアノですが、ずっと調律してくださっている調律師の狩野さんから


「長く使い続けるなら、どこかのタイミングで長期的なメンテナンスを考えた方がいいかもしれないね。」


という言葉をよく掛けてもらっていたんです。


長期的なメンテナンス…うーん、ライブもあるし…うむ。。。と思い悩んでいました。


そんな中、2015年末にご近所のカフェ紅さんの閉店に伴い、ピアノの譲り先を探しているというお話を伺い、


見に行ってみるとフクモリにもぴったりハマりそうな茶色のピアノが。。。


紅さんからも「フクモリに置いて頂けるのであれば、ぜひ!ピアノも喜びます。」という言葉を頂きました。


 


とはいえ、大正生まれのピアノをどうするのか。


ピアノを譲ってもらうのはお断りしようか。2台置くのか…いや置けないなぁ。


と、頭の中で色々な案が錯綜している中、ここでも狩野さんに相談。


「やっぱりいずれは大きな調整を必要としていたピアノだからね。


いい機会かもしれないよ。今あるピアノは僕が引取って時間をかけて長期的に修理をするよ。


だからピアノをもらったらどうかな?」との提案を頂いたのでした。


今までフクモリのピアノには欠かせない存在の狩野さんにそんなお言葉をもらえてわたしも嬉しいし、


何より2台のピアノにとって最もいい嫁ぎ先を見つけてもらう事ができました。


 


そうしてカフェ紅さんからフクモリに茶色のピアノが到着し、


大正生まれの思い出がいっっっぱい詰まったピアノは埼玉にある狩野さんのスタジオに運ばれていきました。


 


大正生まれのピアノに携わってくださったアーティストをはじめ、お客様・スタッフ、みなさまに感謝いたします。


そして、紅さんから引継いだピアノをどうぞよろしくお願い致します!


 


ちなみに。


実は、このピアノには不思議な縁があったんです…!


狩野さんがピアノを見た瞬間に、


「TONICA!ははは!これ、僕の祖父が設計したピアノだ!懐かしいな~」と、ひと言。


聞いてみると、TONICAはピアノ業界がピアノメーカー各社を集めて作ったピアノで、職人手作りの日本製のピアノな上に


その設計をしたのは、狩野さんのお祖父さま!という驚きの事実!


すごくないですか?


小説が書けそうなドラマチックな展開で、このピアノはフクモリに来るべきピアノだったのだと実感しました。


 


そんなTONICAピアノのデビューは「はらかなこのCAFE LIVE」。


ピアノソロライブなので、フクモリのNEWピアノの音色をぜひぜひお楽しみに~。