【MANSEI BRIDGE】K.I.P #25

  • 万世橋
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場所:神田万世橋 マーチエキュート MANSEI BRIDGE


【K.I.P】第25回


これからは "脱ブラック部活" の時代へ -「体力向上部」「軽運動部」「ヨガ部」が生まれる今  -


K.I.Pホスト役の中野ジェームズ修一さん、


今回のゲストは朝日新聞で社会スポーツ担当の編集委員をされている中小路徹さんにお越しいただきました!!!


そもそも"ブラック"とは?


最近よく耳にする「ブラック部活」「ブラック企業」などがありますが、そもそも"ブラック"の定義ってなんでしょう?


過去にブラック部署と言われている部署に配属されたことがあり、2年在籍しましたがブラックと感じたことは特になかったです。何を基準にブラックと言えるのでしょうか。。


今回はその"ブラック"な部活動にまつわる話についてです。


中小路さんが位置付けるブラックの定義は、暴力や有無を言わせない状況、あまりに過酷な練習時間などが挙げられるそうです。


ただ一概に、「指導者が何を考えているのかを考えずブラックとは言えない。」とのことでした。


例えば、ちょっと前に体操の暴力事件がニュースでも取り上げられました。


指導する上で暴力が良いとは言えませんが、速水コーチの宮川選手をなんとか勝たせたいという指導者の思いを考えると一概にブラックとは言えません。


宮川選手の会見では「厳しさの中にも優しさ、楽しさがあり、金メダルを目標に頑張ってきました」とコメントがあり、


選手⇄指導者の間で上手くコミュニケーションが取れていなければこのようなコメントは出てこなかったと思います。


コミュニケーションをはかり一方通行をなくすことはどの分野においても大切ですね。


これからの部活動は?


"ブラック部活"といった現状がある一方で、「ヨガ部」や「軽運動部」などをつくっている学校も増えているようです。


勝つことが概念が当たり前にあった部活動ですが、必ずしも勝たなくてもいいというニーズが分かり、月1、週1になわとびやボクササイズを楽しむ部があるのだという。


昨年の3月にスポーツ庁が出した運動部活動に関するガイドラインにも、「軽運動部」等の設置が盛り込まれています。


確かに、フィットネスにゴールはないですよね。居心地の良い部活動が増えますように。


中小路さん著書の「脱ブラック部活」ですが、現代の部活動の現状が綴られています。中小路さんが50人以上を取材し中小路さんの5年間の取材の蓄積がまとまった内容です、是非お手に取ってみてください。


次回のK.I.Pは、


5月16日(木)に開催致します!詳細については随時更新させていただきますので、みなさまお楽しみに〜★