織原良次 「透明な家具」

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フクモリ万世橋店ではこの度フレットレス・ベース奏者、織原良次さんのフリーライブを開催いたします。


全国各地で開催してきたライブイベント「透明な家具」は形の無いインテリアのような音の作品を空間に配す試みで、思い思いに動き、話す人々の中で織原さんが包み込むような響きを重ねていきます。


その空気をも含んだ美しい作品がアルバム化されたのを機に、旧万世橋駅遺構をリノベーションしたタナフクモリの空間で「透明な家具」を開催していただきます。


プロダクトとしてのアルバム「透明な家具」と、その瞬間に立ち会う事で味わうライブ「透明な家具」。


ぜひこの機会に二つのインテリア作品をお手にしてください。


フリーライブですのでお食事、お買い物のついでにお気軽にお立ち寄りください。


 


【日時】2017年3月27日(月)  16:00〜21:00  


【会場】フクモリ マーチエキュート神田万世橋店 タナフクモリ


※フリーライブですので、お誘い合わせの上お気軽にご参加ください☆


 


【プロフィール】


織原 良次 Ryoji Orihara  フレットレスベース奏者



1980 年、埼玉県生まれ。高校時代からベースを弾き始め、 大学在学中にフレットレス・ベースに転向。ジャズ研究部に所属する傍ら、都内のジャズ・スポット等で活動しはじめた。以来、独特のグルーヴを生み出す繊細な指先で、フレットレス・ベースの可能性を追求し、電化されている音色でアコースティック・アンサンブルに溶け込むことのできる数少ないフレットレスベース専業の演奏家として、ファーストコール的な存在となっている。
2005年~2006年、ブラジル音楽を斬新な解釈でアプローチした伝説のユニット『Bophana』(2003年結成)でメジャーデビュー、並行してベーシスト鈴木勲が主宰する『OMAsound』にも参加し、ジャズ・シーンに頭角を現した。2009年、国際交流基金主催事業にて南米ツアー、2010年にはモンタレー・ジャズ・フェスティバルに出演。
サポート・メンバーとして、畠山美由紀、アン・サリー、けもの、小野リサのコンサート・ツアーなどに参加。佐山雅弘ニュートリオB'Ridgeでは音楽監督としても参加、橋爪亮督グループ、西山瞳トリオNHORHM、植田章敬バンド、林正樹が主宰のプロジェクト『間を奏でる』では正式メンバーとして名を連ねる。また秋田慎治トリオ、太田朱美/Riskfactor、野本 晴美トリオ、坪口昌恭/東京ザヴィヌルバッハ人力Special、菊地成孔、竹内直&ワガンなどとも共演するなどしている。
2016年5月からはベース・マガジン(リットー・ミュージック)にて、敬愛するジャコ・パストリアスの奏法を掘り下げた『ジャコから学ぶ、ベースを弾くための基礎知識』の連載開始した。2016年、自身のレーベル<miD>主宰し『miD』『透明な家具』『色彩感覚』の音源発表、ライヴ活動などを計画している。『透明な家具』は、無形のインテリアである。『透明な家具』は、フレットレス・ベース奏者、織原良次が描く無形のインテリア作品。設計された楽曲ではなく、空間に音を置くことにより動きだす時間が、音の快楽をもたらす。無形のインテリアとしての『透明な家具』をお楽しみください。


 


2017年3月27日 フクモリ先行発売! (3/29 一般発売)


アルバム『透明な家具』- 織原 良次  miD - 0001 (SONG X 039)


 



『透明な家具』は、無形のインテリアである。『透明な家具』は、フレットレス・ベース奏者、織原良次が描く無形のインテリア作品。設計された楽曲ではなく、空間に音を置くことにより動きだす時間が、音の快楽をもたらす。無形のインテリアとしての『透明な家具』をお楽しみください。


日が暮れてから散歩に出かけた。


どこかから食事の支度のにおい、


どこかから子どものはしゃぐ声。


町の喧噪から 静かな部屋まで


明るい迷子の心持ちになるとき、


ふいに透明な家具は流れる。


ふいに季節を感じるように、


 


ふいに透明な家具が流れる。


 


詩人/三角みづ紀