HAUSCHKA LIVEを終えて。
10月23日(木)にフクモリ マーチエキュート神田万世橋店で行われた「HAUSCHKA LIVE in フクモリ万世橋店」。
LIVEにご来場頂いた皆様、ありがとうございました!
不慣れな部分も多々あり、ご迷惑をかけてしまった部分もあるかと思いますが、楽しんで頂けたでしょうか?
遅くなりましたが、当日のレポを少しだけ。
セッティング前のハウシュカの鞄。
溢れ出るプリペアドピアノ用の仕掛けたち。
プリペアドピアノとは。。。
ピアノの弦にゴム、金属、木などを挟んだり乗せたりして音色を打楽器的な響きに変えたもので、アメリカの現代音楽家・ジョン ケージが「発明」した奏法のことをいうのです。
リハ中の一コマ。プリペアドセッティング中。
ハウシュカはボルトやねじは使用せず、木のスティックを少しとガムテープやタンバリンなど身近にあるものばかりを使ってプリペアド。
アップにするとこんな感じ。
弦の隙間に木のスティックが挟んであったり、お菓子の箱(中に何か入っているらしい?)が置いてあったり、
ガムテープの先に瓶の王冠がくっつけてあったり。。。様々なものが組み込まれていました。
このセッティングからどんな音が創り出されるのか、ドキドキ、ワクワク!
熱気を帯びる中、開演。
まずは今回のツアーアルバム「Abandoned City」についてのトークを流暢な英語で。
遺棄された町、というイメージに孤独を感じるけれど同時に強い希望もそこに感じるんだ。と。
まさにこのフクモリの空間にぴったり♪
そしていよいよ演奏。
ハウシュカのライブの魅力はアルバムと異なる音作り。当然セットリストもありません。
この場所に居合わせた人にしか味わえない幸福を存分に感じさせてくれます。
またプリペアドも演奏の途中で続々と変えていきます。
紙を取り、ガムテープをベリッとはがし何かを取っては何かを追加して。
ラストの曲ではピンポン球をザーッと流し込む。
強いタッチに反応してポンポン飛跳ね、外にいくつか飛び出した玉をお客さんが投げ返してくれたり・・・。
動き、音、そのものが美しいパフォーマンスになっていました。
ラストまでハウシュカのユーモアたっぷりのプリペアドトークも交えながらあっという間の1時間!!
「Don't be shy!」と終演後もお客様と熱い会話や握手を交わして、どこまでもナイスガイ・・・っ。
例え様の無い素晴らしい時間に感謝です。
そして店内が縦に長ーい会場。ということで、天井に映像投影も。
天井3カ所にハウシュカのプリペアド、手の動きを余す事無く楽しんでもらおうと映像を投影しました。
次回のジャパンツアーでも演奏しに来てくれないかなぁ〜。と思うばかりです。
裏話を少しだけ。
会場入りしたハウシュカが、まずやったこと。
それは、、、グランドピアノの蓋を取る!という事。
ピアノの両サイドに客席を設けていたので、ピアノの蓋が邪魔して見れない左側のお客さんも楽しめる様に。との心遣い。
ハウシュカ自らペンチ一つで外してくれました。(←手慣れていて、素早い!)
また、今回はスタンディングといいつつ、椅子も少しだけ用意。一定の距離を置いて配置していたら、
「もっともっと近くに作っていいよ。そうそうコードぎりぎりまでつめて。僕は大丈夫だから。」
と、あったかーい人柄で、細くて床がフラットな空間でより多くの人が視覚的にも楽しんでもらいたい。というハウシュカの思いにじーん・・・
終演後にはフクモリの定食をお箸で(これまた上手なんです!!)美味しいと笑顔で食べてくれました!
次回のジャパンツアーでも演奏しに来てくれないかな〜。と思うばかりです。
そんなハウシュカのCDですが、フクモリ マーチエキュート神田万世橋店にて常時取り扱っておりますので、まだの方はぜひ手に取って聞いてみて下さい。
視聴もできますので、お気軽にスタッフにお声掛け下さい♪
最後に、
ハウシュカを始め、主催・WINDBELL 富田さん、音響サポートのミヒャエルさん、井口さん、
ピアノをご用意頂いた権藤さん、スピーカーをお借りしたボザール開発者の栗田さん、
映像投影でご協力頂いた上田さん、と様々な方々に協力してもらってこのライブを実現する事ができました。
本当にありがとうございました!
あ、そういえば、
ライブでも使用したグランドピアノですが、このままずっと置いておくことができる事になり、
今後もイベント等を開催できる事になりましたので、今後もどうぞよろしくお願いします!