SPBS HIGASHI-KANDA SHELF

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今日も暖かい一日でした。

フクモリも温かいお客様のお陰で平和な空気が流れております。

 

さて、本日はらせん階段脇にある書棚をご紹介します。

 

本当に脇なんです。

壁も有効活用。



 

 

SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS~HIGASHI KANDA~シブヤパブリッシングさんの東神田シェルフです。

今はその名のとおり、シブヤパブリッシングさんがセレクトされた本をこの書棚に置いているのですが、お店にいらしたお客様は閲覧も購入も可能!

ちょっと足を踏み入れづらい場所かもしれませんが、躊躇せずに好きな本をピックアップして、珈琲と共にゆったりとくつろいでください。

 

こちらの棚は飲食店らしく「食」をテーマにしたコーナー。

 

しぶい。

気になる本がたくさんありすぎ。



 

趣味の雑誌『酒』のバックナンバーや、谷崎潤一郎の『東西へ味くらべ』、森茉莉さんの『貧乏サヴァラン』などなど…気になる本はたくさんあるのですが、今日はその中でも個人的に気になった3冊をご紹介します!

 

 

これ。

まずはこちらの2冊。



 

まず最初は『アリスの国の不思議なお料理』。

その名のとおり、なんと『不思議の国のアリス』に出てくるお料理のレシピが紹介されているのです!

「豹とフクロウのパイ」や「永遠にもらえないジャム」のレシピなんて、気になりません?しかも翻訳はあの開高健さんの娘さん、開高道子さんが手がけています。国境どころか時空も超越しちゃったんですね〜。

さすがです。

 

そして2冊目は武田百合子さん著&野中ユリさん画の『ことばの食卓』。

私としては『富士日記』の武田さんと、野中さんの挿絵、というだけで即買いだわー。と思っていたら、写真を撮った直後にあっさり売れてしまいました。購入された方、さすがです。。

 

 

そしてそして3冊目はかわいらしいこちら。

 

てぃふぁにーといえばこの色ですよね。

てぃふぁにーといえばこの色ですよね。



 

『ティファニーのテーブルマナー』。こちらはティファニーが編集したテーブルマナー本なのですが、何が素敵って昭和44年(1969年!)に書かれたその“お茶目”な文章とかわいらしい挿絵。

 

ぐっとくるでしょ?

ぐっとくるでしょ?



 

 

冒頭のページを引用させていただきますとこんな具合…

 

『若い男性は、右側の若い女性を助けて、楽にかけさせてあげるのがならわしです。

二人が腰かけ終わったら、豆鉄砲を食った鳩のように、キョロキョロみまわさないで、右側の女性の方に顔を向けて、話しはじめましょう。』

 

どうです?

ぐっとくるでしょ??

 

「フクモリ」はテーブルマナーを必要とするようなお店ではありませんが、この本のように長〜〜く愛されるお店になっていきたいものです。

 

 

 

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