今回のpianonaは、ひとことで言うと、しびれた!
ピアノはもちろん中島ノブユキさん、そして定村史朗さん(エレクトリックヴァイオリン)、芳垣安洋さん(ドラム&パーカッション)、尾島由郎さん(ラップトップ&エフェクト)という四名での共演でした。
ひとことで言わないと…(どこまで表現できるか分かりませんが)、今までのpianonaの即興演奏の中では最大人数であり、いくつもの音が最もフクザツに絡み合い、不思議な空間を生み出しながらも、とても興味深く、魅力的で、時の流れが止まっていたようで、あっという間に流れて行った一時間でした。
四名のアーティストが発し、反応し合った音たちは、それぞれに卓越した技術と感覚、互いの温度や空気を察知する力が無ければ、それは音楽にはなっていなかっただろうと思います。
しかしそれが凄く成功すると、、すごく魅力的な音の体験が出来るんですね。
纏まっていないようで纏まっているようで、纏まっていると単に言い切るには語弊があるし…。
もしあの音たちが目に見えてたとしたら、とてもアバンギャルドな形や色が空中を舞っては消えて行っていただろうと思います。
そんな感じです。
って全然伝わっていないと思うので、ほんの少し、こちらでご覧下さい。
映像でもその素晴らしさは伝わるかもしれませんが、生で聴くと全く別の良さが体験できるんですよねー。。
そしてお食事のほうも4種の共演メニューにさせて頂きました。
4色丼(だし、とろろ、醤油の実肉味噌、納豆。納豆と肉味噌がほぼ同色ではありますが…)、
4色お新香(ブルーベリーらっきょ、柿大根、おみ漬け、民田なすのからし和え)、
4種のきのこ汁(なめこ、はなたけ、ひらたけ、とらまきだけ)。
いずれもひとつひとつでも個性的な味わいなのですが、混じり合うとまた違うハーモニーが生まれるんですね〜。お新香はちょっと無理がありますけどね〜。
中島さん、ほぼ声が出ない程風邪をひかれていたのに、ありがとうございました(お大事に)!
アーティストの皆様、ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!
来月のpianonaは…開催予定ですが例の如く日にちは未だ決まっておりません。。
またtwitterやFacebookなどでお知らせいたしますのでお楽しみに☆
2012年10月 のアーカイブ
祝復活pianona10月の巻。
2012年10月29日 月曜日mama!milkとイイホシさんと甘い夜。
2012年10月18日 木曜日
月曜日は、mama!milk & イイホシユミコ“bon voyage”でした。
mama!milkの演奏を聴きながら、器作家のイイホシユミコさんの器でごはんを食べ、ひとときの旅気分をご堪能頂くというこのイベント。
席には、こんな風にイイホシさんの器がリボンで結ばれてみなさまをお迎えしました。旅のお供も出来るようにと重ねやすい形になっているこの器、5色あってどれも柔らかな色合いで落着きます。
そうしてmama!milkさんの演奏がスタートし、少し経つと…
フクモリのスタッフがお料理を配り始めました。
この日はspoken words projectさんにご協力頂き、スタッフは皆柄違いのワンピースを着用しておりました。
こんな感じで!(カワイイですよね!)
素敵な音色と共にお食事が運ばれて…まずはディナータイムです。
ちなみにこの日のメニューはこちら。
鶏のしょっつる塩焼き / だしかけ厚揚げ / 菊の花のおひたし / さつまいものカラメル / 弁慶飯
そうしてお腹も満たされたところで…再びmama!milkさん登場!
今度は照明真っ暗です。スポットライトたったひとつの中での演奏…
もーー、会場全体が正にtripした瞬間だったのではないでしょうか。
mama!milkさんの演奏は、何と言いましょうか、音色はもちろんのことまわりの空気や雰囲気も含めフィルム(映画、異空間)の世界に入り込んでしまったかのような空間を創り出すんですね。音色のひとつひとつが、奏でられているというか、感情を持って唄っていると表現したほうが近いように思います。
そのうえフクモリの壁に写し出されたのは、コントラバスを奏でる巨大な影と、華奢で妖艶なアコーディオン奏者という、まるで物語の中に出て来そうな影絵。時折、生駒さんの影はアコーディオン奏者でなくフラメンコダンサーのようにも見えたりもして、それがまた不思議な感覚に陥らせるのです。生駒さんのMCで発せられた声や、カサブランカの旅先でのbon voyage話がまた素敵だったりして。。
そんなわけでとても贅沢で官能的なひとときを(きっと)皆様過ごせたはず。
私もワイン片手に聴きたかったなぁ〜…(笑)。
あ、ちなみに☆
イイホシユミコさんの器とmama!milkさんのCDは今月末までタナフクモリで取り扱わせて頂いておりますので是非ご覧下さい。
最後に、
素敵な器をご提供してくださったイイホシユミコさん、
素晴らしい演奏をしてくださったmama!milkさん、
スタッフ衣装をご協力してくださったspoken words projectさん、
このイベントを企画し声をかけてくださった熊谷充紘さん、
そしてご来場頂いたみなさま、
ありがとうございました!!
またお会いするまで…bon voyage!
TOKYO shop bible
2012年10月12日 金曜日
馬喰町も今や色々な楽しいスポットが出来ました。アガタ竹澤ビルにはギャラリー、ジュエリーショップ、雑貨屋さん、靴下屋さん、洋服屋さん、カフェなどが入り、そのビルの目の前には世界の毛糸が見られるKeito屋さんが出来たし、2分も歩けば泣く子も黙るstarnetさんがあるし。
中でも、当時は空室ばかりであったであろうアガタ竹澤ビルに店舗兼事務所を借りた、正に最初にこの街を開拓した店と言っても過言でもないのが、マルクトさんです。マルクトさんは言わずと知れたドイツ雑貨屋さんですが、マルクトを主宰している方が、雑貨王子こと塚本太朗さん。
今まで書いた本は、マルクトさんの本や、ウィーンの本、エコバッグの本に…スタンプの本(こちらは2冊も!)など、正に雑貨王子らしい仕事っぷり。(そしてこちらのサイトでは何気に役所広司さんとトークしてるし…!)
そんな塚本さんが、ファッション誌『FUDGE』で何と10年間も連載していたとっておきのお店案内がこの度1冊の本になって出版されたのです!
ってことで早速記念写真を撮りに伺いました(笑)
タロさんお忙しい中おつきあい頂きありがとうございました。これぞご近所だからこそなせる技。
あ、今気付きましたがあまり本の表紙が見えないですね。。こちらに詳細が載っていますが、その名のとおり、東京のもえ〜っとカワイイお店が111店も載っています!色んなエリアに分かれているので、これは端から制覇したら楽しそう。。
とか宣伝しといてちゃっかりフクモリも載せて頂いているのですが!
フクモリキッチン担当、くりちゃんのお手製まかないレシピ付きなのであります!
写真やデザインもかわいらしいうえに、持ち歩きやすいように(?)手触りも柔らかく軽い用紙だし、細かい見所や地図もついていて、もちろんその場所へ行くために携えても良いのですが、見ているだけでも充分楽しめる一冊。
今日発売ということなので、是非チェックしてみてくださいね!
フクモリのまかないレシピ“醤油の実オムライス”も是非お試しあれ〜♪
つや姫販売スタート。
2012年10月11日 木曜日
昨日は都内で、『2012 つや姫 全国発売スタートイベント』がありました。
“冷めても美味しい”つや姫。フクモリでも初年度より毎年仕入れさせて頂いているので、お招き預かり、行って参りました。
イベントは山形県知事の吉村美栄子さんの挨拶からはじまり、2012ミス・ワールド日本代表の五十嵐希さん(鶴岡市ご出身だそうです!)のご挨拶や、つや姫のCMに出演されている阿川佐和子さんのお言葉等々、さすが『つや姫』という名前だけあって、女性がメインとなったイベントでした。
才色兼備な女性陣が年齢に関係なく(その年齢にふさわしい美しさで)、堂々と生き生きとしていたステージは、終始温かく楽しい空気に包まれました。
そしてイベント終了後は、別室にて新米・つや姫の試食会!
「今年は猛暑でしたが、つや姫は暑いのがお好きなようで…とても美味しいお米になりました」とは生産者の方のお言葉。期待に胸が膨らみます。
ひとくちおにぎりや、太巻き…
庄内のお魚のにぎり寿司…
鯛漬け丼…
芋煮…
その他、つや姫のピラフや山形牛の肩ロース赤ワイン煮、三元豚のソテー、フルーツ、お酒、ワインetc…ぜーんぶのメニューが山形県産の食材で料理されたもので、『食材の宝庫山形県』という印象を改めて感じました。
これらの食材は、きっと東京方面にも多く出荷されているのだろうと思いますが、魚は本当に入手しにくく、特に秋〜冬にかけてはいつも困り果てています。しかしながら、地産地消という言葉があるように、その土地で採れたものをその土地で頂く、ということはとても望ましいこと。東京に来る前に東北地方で消えてしまうのも、決して悪いことではありません。
むしろ、東北のものを味わいたいなら、東北へ行け(来い)!というほうが健全なような…
しかし山形の美味しさをちょっぴり東京で味わってもらってそれがきっかけで山形へ行ってみよう!なんてことになれば、それはフクモリにとって理想的なこと。。
東京で山形の食材を提供するというのも、なかなか悩ましい部分もあるのです…。
食欲の秋、紅葉の秋。
やっぱりこの季節には山形県へ「新米を食べに」なんて理由で訪れてみるのも乙デスネ。そしてその際は是非、亀や、滝の湯、葉山舘へご宿泊を…☆