上映会のこと。

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さて、先日(といっても14日)の定休日のフクモリで行われていたのは、ドキュメンタリーの上映会。フクモリでもお馴染みのピアニスト、中島ノブユキさんのアルバム制作現場を追った、甲斐田祐輔監督による『みじかい夜』です。

photo by yuko



スタート前、何気なくピアノの前に座る中島さん。

最近、こうしてふらりと座っておもむろにピアノを奏でる中島さんですが、それは私たちには見えない美しい何かを…ピアノを通して体現しているよう。その旋律がまた、とてもその空気に自然にとけ込むので、この日も上映会の為に店内のレイアウトを変えたりしていたのですが、中島さんの手が止まった途端(こちらの作業を手伝ってくれようと手を止めてくれたのですが)急に空気が現実的になったので、思わず「え〜〜!弾いててくださいよぉ〜なんでやめちゃうのぁ〜……」と我(の立場)を忘れて、
ピアニストにお願いする言葉か?!
という言葉を発してしまいました。

そんな前置きはさておき。

上映会は15:00〜の第一回目の後、甲斐田監督と中島さんのトークショーを挟んで16:30〜の第二回目という二回上映スタイル。上映時間は一回52分という長さで、通常の映画と比較すると短いのですが、「人の人生の一部を覗き見、共有する」時間としては、色んな意味で適当な時間だと感じました。

スクリーンは後ろの白壁を使いましたの。



ここで映画の感想を詳しく述べて良いものかわかりませんが、ヒトコトで言うと不思議な魅力があるドキュメンタリー。私は、音楽にとりわけ詳しい人間ではないので、アーティスト同士でかわされる音楽用語(例えばe mollとか。例えがひとつしか覚えてないところとかも含め)分からなかったり、スタジオの中で一体どんな調整が行われているのか?とかもよく分からなかったのですが、第一回目の上映では、なんとなくでもその見慣れない場所のニュアンスは伝わってきて、その空気を感じるだけでもなんか面白い。

そして、二回目。相変わらずe mollの意味は分からずとも、さっきよりちょっと“あっち側”に入り込める感じがする。一回目に観た時には遠く思えたその時間が、その場にまるで自分も居合わせているかのようなシーンに変わっているのです。それは一回目に感じた「なんか面白い」とはまた違う感覚で、これはもう「あと一回観たらまた違った見え方や発見をするんじゃないか?」と思えたのです。

このドキュメンタリーはきっとそんな風に、観る度に違う魅力を発揮し、またいくら観ても全て手に取るように分かるようにはならない…そこがまた魅力的な作品なのかもしれないと感じたのでした。

またいつか、どこかで再上映されるといいな。

そんな中島さんの今月の”pianona”はまさにその瞬間(とき)を切り取る“即興演奏”。
残席僅かですが興味がある方はこちらまでご連絡ください。

そしてそして!

中島さん、なんと今度山形にて演奏をいたします!こちらは山形ブラジル普及音楽協会が主催されているそうで、開催日は風情ある山寺にて12月4日(土)。そこの週末、ちょうど空いてます!というかた、山寺風雅の国にて中島さんのライブを楽しみ、『滝の湯』さんか『葉山館』さんに泊まって温泉を楽しむ〜なんていう素敵な週末を体験してみてはいかがでしょうか?

★あ、滝の湯さんといえば先日行われた素敵なハーヴェストディナーについてのことが、姉妹店Renea(レーネア)のブログにアップされておりますのでよかったら見てみてください。


そんなわけで話が色んな方へ飛んでしまいましたが、明日は祝日なので『定食』はありませんが、通常営業しております。
というわけで、明後日のメニューをひさびさに。
【11/24(水)のランチメニュー】最近ランチメニューはtwitterにて毎日つぶやき中ですよ〜ん
お肉:山形牛100%ハンバーグ
お魚:カジキマグロの唐揚げ タルタルソース
麺:ひっぱりうどん+小丼
ご来店、お待ちしております☆

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