落語の日〜夏篇〜

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3日(土)は、久しぶりの『フクモリ落語の日』でした。

今回は、若手落語家の中でも注目を浴びている柳家三三さんと、女流講談師の日向ひまわりさんをお迎えして。

あ、ちなみにこちら“三三”と書いて“さんざ”と呼びます。勿論ご存知の方も多いとは思いますが念のため。三三さんをカタカナで書くと“サンザサン”(何かオールスターズって付けたくなりますね)漢字だと“三三三”でもいけますね。いけませんよね。失礼致しました。



三三さんの落語、私は初体験でしたがするりとアタマの中に入ってきて登場人物も如何にもひょうきんで、楽しかった!演目は二つあったのですが、最初に口演していただいたのが“青菜”。何とも滑稽な主人公のお話なのですが、その滑稽さの演出が素晴らしくて、今思い出すだけでもニヤリとしてしまいます。



その後は、日向ひまわりさんの講談“木村長門守の堪忍袋”。



ひまわりさんは小さくてとても可愛らしい方なのですが、いざ講談が始まるとすごい。バンバン!と鳴り響く張り扇の音と威勢の良い声にくるくると変わる表情がとても印象的で、「講談は長いんですよ」と冒頭におっしゃっていましたが、興味津々、面白いな〜と思っている間に終わってしまいました。

そして仲入り(休憩)を挟んで再び三三さん。噺は“不孝者”。で、時間にするとあっという間(30~40分位?)だったのですが、やっぱり落語は「聴いて想像する」からなのか、アタマの中で繰り広げられるストーリーと想像ではとても30分程度の物語だったとは思えませんでした。今でも、若旦那の唄声を身を隠しながら聴いている大旦那の姿や、芸者さんとのやり取り、その昔別れるに至った経緯など…あらゆるシーンがアタマの中に思い浮かびます。

(実像として)目に見えないものの大切さ

を再度確認したひとときでした。

という真面目な感想も振り返れば確かにあるのですが、

落語や講談を聞いている最中はただただ楽しくて面白くて笑っている。

だけです!

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