昨日はstella presents『レコードを聴きまSHOW』でした。
鈴木惣一朗さんにはWORLD STANDARD(略してワルスタ)でフクモリで演奏をして頂いたり、私もワルスタの演奏会に行ったりしてお世話になっていたのですが、小柳帝さんにお会いするのは始めてで、その腰の低さにびっくり(笑)とっても良いお人柄で、始まる前からほっこり温かな気分になりました。
この日は鈴木惣一朗さん宅リビングで現役活躍中のスピーカーとアンプが運ばれ…
皆とりあえず温かいドリンクなんかを手にして、本当にお宅に遊びに行ったかのようなリラックスムードでスタート。
この日は全部で16曲を解説付きで選曲披露して頂いたのですが、その1曲1曲の奥深さや素晴らしさは勿論のこと、おふたりのトークが本当に面白かった(笑)!
もっとマイペースに内輪っぽい雰囲気かと思いきや、しゃべりが想像以上にプロっぽくてびっくり!きちんと構成&演出されているうえに楽しく丁寧なお話で何よりもおふたりのやりとりが面白くて気持ちよいペース。
何だこの気持ち良さは?!と思っていたら、おふたりは嘗て有線でこういった番組をお持ちだったそうで。それはそれは慣れたものだったんですね。
ただのおしゃべりじゃあどうしたって聴いてるだけのほうは飽きてしまうし、マニアックになりすぎても何となく“日曜日の午後”って感じがしなくなってしまうし。心地よい時間配分とお客様への配慮、そしてセンスを持ち合わせているからこそなし得る技!なのだと感じました。
そんなわけで休憩タイムを挟んだりしてほんわか楽しい雰囲気が心地よい音色と共に流れた2時間。
このイベントの楽しさが伝わりきれないままに全曲をご紹介するのは気が引けるので、中でもいいな〜と個人的に思ったいくつかをご紹介させていただきます!
☆Radames Gnattaliの“1×0”
聴いた瞬間、好きだ!と思いました。Gnattaliさんはブラジル人だけにサッカーの試合からインスピレーションを得て曲にした?らしいですが、そこから派生した帝さんと惣一朗さんの思わぬ「スポーツ過去話」も面白かった。
☆Claude Thornhillの“Snowfall”
今みたいな寒い季節に温かいホットジンジャーと洋梨のパウンドケーキを両手にこの曲をレコードで聴けたことはとても幸せでした。。
☆Fall Of Saigonの“So Long”
「こんなスッカスカな曲、僕も作ろうかな。(2秒後)やっぱ止めよう」ってトークも軽かった惣一朗さん。いいですね〜こんな80`sの曲は。
☆Jimmy Rowlesの“Sunday Monday or Always”
ジミー・ロウルズという人はピアニストで歌は本業じゃないそうですが、とても味のある唄声。そしてやっぱりジャズとピアノの組合せはレコードで聴きましょう!
その他、Moldy Peachesやチャップリン作曲の“Smile”、冨田勲等々…
正直言ってこの会は小学校や中学校の授業に取入れるべき!だと思いましたね。今やTVやラジオで流れている音楽は「音楽」じゃなくて「芸能」ですからね…。子ども達にもしこんな曲たちに出会う機会を与えられたら、“音を楽しめる大人”が随分増えるんじゃないかと思います。イコールそれは、幸せな大人が増えるということだと思うから。