【info】今月のpianonaはこちらの「イベント」からご予約を!中島ノブユキさん&高野寛さんという貴重なひとときです。
先日、フクモリでは『落語の日〜冬篇〜』が開催されました。
落語をあまり体験したことが無い若い世代を中心に、落語は興味があるけど寄席には行けないなぁ…という方々を中心にお声掛けしているこの会。
今回も立川談春さんと坂井真紀さんのご協力のもと、実現いたしました(多謝!)
毎回たった60~70名程度(これが全部のテーブルを出してフクモリに入りきる椅子の限界です)のお客様の前で、噺家さんの世界をたっぷりと楽しめるというとても贅沢な企画。前回は柳家花緑さんにお越し頂きました。
そして今回は、二つ目には桂三木男さんをお迎えし、談春さんに口演していただいた演目は…『芝浜』!という豪華っぷり。
年末でも無いのに、そしてこんな貴重な演目なのに、こんな少人数なのに…と恐縮する中、最初のご挨拶の時には「やりたくないんだけどねぇ、ここの小松さん(KKHKボス)がやれって言うもんだからね」なんておっしゃってましたが、ボスに聞いたところでは真紀さんがオファーしてくれたとか(笑)。
何れにせよ、すごいことです。
でも本当に凄いのは、口演が始まってからの時間でした。
春の会では『紺屋高尾』を口演していただいたのですが、その時も、ちらほら見えたんですよね、泣いてしまっている人。そして今回もやっぱり…。
分かります。
座布団の上のスポットライトの中で、たった独りで演じる魚屋の旦那と奥さんは、どう観ても別々の人物で性別も違う男女だし、明け方や夜、昼間、或は三年という月日はそのまましっかりと…その時間なのです。そんなことが意識せずとも入ってきながら体験する夫婦のやりとり、おかみさんの愛、ふたりの絆。
その体験は、人間が生み出す芸術性と、自然が生み出す芸術性をまるでバランス良くひとつに融合させたように、様々な感覚を呼び起こしながら必然的に心の琴線に触れるような一大スペクタクル。
って言われてもよくわからない!という方は是非、談春さんの落語を一度体験してみてください。そこにはとても大切なモノが潜んでいます。
【3/2(水)のランチメニュー】ランチメニューはtwitterでもつぶやき中〜
お肉:山形牛100%ハンバーグ
お魚:カジキマグロの唐揚げ タルタルソース
麺:ひっぱりうどん+小丼(牛すじ煮込み丼)
ご来店、お待ちしております☆