定食てぬぐいの季節。

2013年4月16日
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昨年、フクモリ三周年記念に「定食てぬぐい」なるものを作りました。

既にフクモリにご来店頂いている方はご存知かと思いますが、フクモリの昼の定食(11:30〜15:00)は、魚定食・肉定食・本日の○○定食、の三種類で、それぞれが日替りの内容となっているのですが、そのメニューを手ぬぐいにしてみました(ほぼ実物大)!というものです。

左が肉で右が魚。各¥250とお得でございます。



イラストは弊社のユルキャラかもちゃん(と言っても皆様ご存知無いかと思いますが…)。

で、その内容と申し上げますと、肉定食は不動の人気No.1!ハンバーグ定食で、魚定食はサクラマスの塩漬け焼きでございます。

で、どうして今更この手ぬぐいを話題にしたかと申しますと!

何と四周年(来月)を目前にして図ったかのように本日計300枚が目出度く完売したのであります〜☆

というわけで、今年も四周年記念に定食てぬぐいを制作中ですので、お楽しみに。今年は何定食でしょうかー?

Janis Crunch&Rayons&CANTUS〜春の歌〜のこと。

2013年4月4日
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3月最後の日、最高気温は8℃!という「春」とはほど遠い陽気になってしまった一日でしたが、フクモリは春のように優しい空気を纏った乙女たちが美しい音色を奏でてくれました…。

天から舞い降りてきた…?



まずはカントゥスがアカペラで。この日の店内は中央をステージに見立て、囲むように客席を作ったのですが、カントゥスのみなさんは店内にばらばらに分かれて歌ったりして(写真のように)、まるで森林の中でどこからともなく鳥の歌声が聞こえて来るかのような演出に耳を傾けながら…

カントゥスのうっとりするアカペラ後〜

Rayonsの伴奏でカントゥスが歌い〜

Rayonsピアノソロ〜

Janis Crunchピアノソロ〜

Janis Crunch×カントゥス×Rayons〜

という流れで途中10分間の休憩は挟んだものの、演奏は様々な鳥や花が通り過ぎていくかのように流れ、2時間近くの演奏会はあっという間に過ぎたのでした。

カントゥスの皆さんがそれぞれ違うカタチで身に付けている造花はSOIE:LABOさんの作品で、現在渋谷のギャラリーコンシールで展示会が開催されております。4/7迄!



ラストは全員で春の音色を奏でられました。



RayonsさんのピアノもJanisさんのピアノ&歌声もそれぞれに違う魅力があったのですが、うっとりするような優しさと、ピアノをこよなく愛する静かなる情熱が混在している、という点では…一致していたように感じます。

そして個人的にはめちゃめちゃクールな演奏と対照的に力の抜けたMCというJanisさんの意外な姿が…印象的でした(当日失くしたと言っていたピアス見つかったのかな?)。

そして今回は特に大人数でのイベントではなく割とこじんまりとした雰囲気で開催されたからか、お客様ひとりひとりの姿も印象的で(昼間だったからよく見えただけかも知れませんが)、そっと丁寧に、その音色を心に染み渡らせるようにじっくりと耳を傾けている姿がまた良いな〜。と思いました。

是非また秋頃にでも…演奏していただけたら素敵だなぁ〜。

イベントを主催して頂いた熊谷充紘さん、PAを担当して頂いた小池アミイゴさん(イラストだけじゃなかったんですね!居るだけで周りがパッと明るくなっちゃうというすごいオーラを放ってる人でした)、SOIE:LABOこと高梨みゆきさん、そしてCANTUSの皆様&Janis Crunchさん&Rayonsさん、そしてそしてご来場頂いたみなみなさま、

ありがとうございました!

当日皆様に配ったスイーツは桜が乗ったシフォンケーキでした〜。キッチン隊長みやっちもオツカレサマデシタ☆

新学期。新しい仲間たち。

2013年4月2日
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みなさま大変ご無沙汰しておりました。

宿題をサボリまくっていた昨年度。

今年は真面目にブログの更新をしていこう!

と、誰もが思う新学期。

真新しいノートと鉛筆を手にして…

続いたのは一体何日やら。

でも頑張ります!

だってだって…桜は散ってしまいましたが、フクモリには素敵な「桜」が仲間入りしましたし!

ピンク色だけが美ではないのだ



はい、フクモリでは定期的に演奏会を開催して頂いている音楽家の中島ノブユキさんが今回手掛けているのは、現在NHKにて絶賛放送中のあの大河ドラマ『八重の桜』のサウンドトラックであります!

劇中に流れる音楽は全部(オープニング曲と八重のテーマを除いて)中島さんが作曲し、様々な編成で演奏されているのですが、ドラマを観ている人も観ていない人も、このサウンドトラックを聴けば様々な感動が…(喜びや悲しみや怒りや美しさに心震える瞬間を)楽しめますので、本当にオススメの一枚です!

しかし全24曲ってスゴイですよね。しかもまだまだ制作は続いているんだとか…(放送は一年間毎週ですからね)

話はすっかり桜に咲きましたが、フクモリの新学期に仲間入りしたのは八重の桜さんばかりではありませんっ。こちら!

どどーん!ていう演出を矢印がしてくれてます。



CDタナフクモリ!

全曲視聴可能です(左側に置いてあるiPodで)

CDのラインナップは全て、今までフクモリで演奏して頂いた方々のもののみなのですが、ま〜本当に素晴らしい方々に支えられてイベントを続けて来られたんだなぁ…と感じずにはいられません。

みなさま是非、フクモリにいらした際には勇気をふりしぼって螺旋階段脇(タナフクモリ横)のCDコーナーもご覧下さいませ。

引くとこんな感じです。



お待ちしております☆

ノート大好き。

2013年2月5日
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2月に入ったので今月の新メニューをご紹介〜、と思ったのですが、今日からスタートしたお隣のチェドックさんのエキシビジョンがカワイ過ぎたのでこちらのご紹介をしたいと思います!



ずらり並ぶのは、、なんと可愛らしいファブリックで出来たノートカバーの数々…



こちらはチェコで誕生した新しい文房具メーカー“papelote”(パペロテ)のシリーズ。

チェドックさんは店主の谷岡さん自らチェコに趣き、チェコの絵本や雑貨を仕入れて販売している雑貨屋さんですが、この“papelote”のラインはほんの3年前に誕生したばかりで、日本ではまだどこにも売っていないとのこと!



こ、こんなに可愛いものが…世界はやっぱり広いなぁ…と思いつつ、チェコの文具ってこんなに可愛いんですか?!と尋ねると、どうやらずっと文具関係は可愛いものなんて無くて、それこそ書くことだけを目的として作られたような無愛想なノートが、何年も店頭で埃をかぶりながら並んでいたという状況だったらしいのですが、やっぱりどこの国にもいらっしゃいます

「カワイイものが無いなら作ろうや!」と立ち上がる方が。

そんなわけで作られたこのシリーズは当初学生さんの卒業制作だったらしいのですが、あっっという間にプロダクトとなり、ブランドになり、チェコではデザイン賞も受賞されたとのこと。



それはそうです、そこに在るだけでデスクワークや勉強が楽しくなるような柄のファブリックとこの配色。

遊び心満載でひとつひとつがまた違う顔を持っているので自分好みのものを選ぶのも楽しいし、またひとつひとつがちゃんと機能性に富んでいるところがスゴイ。



こんな風に↓ペンを挟めるカラフルなゴムバンドをつけるだけでも充分楽しく機能的になっちゃいますね!



そんなわけでこちらのエキシビジョンは2月17日(日)までの開催。

自分らしい一冊を…いや、とても一冊には絞れず大量買いしてしまうと思うので、それなりに覚悟を持って挑むべし。。

〜papelote エキシビジョン2013〜
【期日】2/5(火)〜2/17(日)
【チェドック雑貨ストア】 千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル404
【営業時間】12:00~19:00
【tel】03-6240-9500

明けまして!

2013年1月15日
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明けまして〜と言うには遅すぎますが、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
今年もフクモリ、モリモリ頑張って参りたいと思っております。

2012年フクモリ最後の営業日(29日)は、中島ノブユキさんが長年にわたり作曲に取り組まれている『プレリュードとフーガ』の演奏会を12月のpianona拡大版!として開催して頂きました。(去年のことじゃないか!とか言わないでください…)その素晴らしいひとときのlogを映像と共に。。

第一部は『中島先生によるプレリュードとフーガのレクチャー』。

プレリュードとフーガは音楽を聴けば「ああこれはフーガかな」と分かりますが、「じゃあどんな曲をフーガと言うの?」と言われてちゃんと説明できる人はそう居ないと思います。

まず提示部があって嬉遊部があってまた第二提示部があって嬉遊部があって…最後はストレットと言われる追迫部で終わる〜…
ってやっぱり文章にしてしまうと何だか全然ワカラナイのですが(笑)、、今回のレクチャーでは、ひとつひとつのパートを実際にバッハなどを聴きながら、
「ここが提示部です…ここが嬉遊部です…」
という具合に丁寧に解説して頂いたので、とても分かりやすかった!
ふむふむなるほどフーガってこーゆう構成で出来ているのか、
と分かった段階で…第二部の演奏スタート♪
お客様にはこんな風に↓各曲がどんな構成で演奏されるのか?が一目瞭然のガイドまで頂き…



アタマの中では先程の解説を反芻しながら…
あとは身体と心で音を聴くだけです。。



さて、お分かりのようにひとこで『プレリュードとフーガ』と言っても、このように溜め息が出る程美しい世界が…次々と広がって行くんですね〜…。
今回演奏して頂いた曲の数々は、その世界観がまた各曲全然違っていて、どこまでも中島ノブユキワールドでありながら、どこまでも(何曲でも)聴いていたいと思える音色でした。
またいつか、改めてこの名曲の数々に再会できることを楽しみにしつつ…

今年のpianonaもどうぞよろしくお願いいたします☆

Ful ~Happy Noel Live 2012~

2012年12月27日
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あらやだ今年も残すところあと4日ですよ!

日々忘年会に追われ、お酒を飲んだり飲まれたりの日々を満喫してますか?
フクモリでは連休明けの25日、素敵なクリスマスイベントを開催しました。
マリンバアンサンブル『Ful(フル)』をお招きしてのクリスマスライブです!

いや何とも美しい一夜でした…。

店内に響き渡る美しく温かいマリンバの音色、4人揃って美しいFulの皆様♡

演奏曲はというと、全10曲+アンコールで、Englishman in Newyorkから始まり、New Cinema Paradise(この曲とマリンバの相性は最高でしたね)、その他スティービー・ワンダーやビートルズ、パット・メセニー等々馴染みのある曲をマリンバの演奏で聴くとまた随分と新鮮で、何よりも楽しかった!
だって美しい曲が美しい音色となり美しい人たちに奏でられてるんですよ?!
そしてどこからどう見ても何かどう違うのか全くワカラナイ“木の板”を、一体全体どうやって見分けて2本(あるいは4本!)のバチで起用に演奏しているのでしょうか…。
私には皆目検討もつきませんが、くるくると元気良く可憐に動き回るFulのみなさんを見ているのもまた楽しかったですねー!

そんな素敵なひとときを今回もお裾分けです。
ハッピーなクリスマスを過ごした方もそうでなかった方もこの一年が最悪だったという方も、この映像で癒されて下さいませ☆



ちなみにFulの次回の演奏は1/17(木)、表参道のCAYにて。
だそうです。CAYもお食事を頂きながらゆっくりと楽しめるスペースですよね。
この美しい幸せなひととき、皆様も是非体感してみてはいかがでしょうか〜?!

今月のピアノナ。

2012年11月29日
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毎回毎回同じことしか言えなくて申し訳ないのですが…。

今回のpianonaも素晴らしかったー…。



ご予約お申し込み頂いたのに間にあわなかった皆様ごめんなさい。

中島さん、約半年振りのソロ演奏は、もう何度も聴いているはずのソロ演奏なのに、やっぱり(毎度の如く)ハッとしてしまい、改め改め改めて中島さんの凄さを全身に浴びることとなりました。。

それは最初の音を弾いた瞬間から…音が音だけの存在では無くなり、形のあるものではなし得ないもの凄い浄化作用を体験するような感じ。
そして久しぶりに、“足先から全身を通って指先まで震えた瞬間”を体験。

それは単に「美しい音色を聴いた」という事実以上の出来事で…想像すら出来ないようなスゴイ出来事が起こった時に身体が反射的に震えてしまう、あの感覚です。

と、私の稚拙な言葉をいくら並べても全く伝わらないと思いますので、また後日この演奏の何曲かは動画をUPさせて頂きますね!(生演奏で全身に浴びながら聴いている、というテイで観て下さい)

さて、曲目はと言いますと、『届けられない祈り』(最新のピアノソロアルバム“cancellare”より)から始まり、『グラッシー』(こちらは最初のソロアルバム“エテパルマ”より)、『インディア ソング』(“cancellare”より)と続いた後、いよいよ放送が来月からとなるNHK大河ドラマ『八重の桜』の音楽として使用される予定の3曲を披露してくれました!フクモリの店長ゆうこが演奏終了後、
「中島さん、八重が見えましたよ!」
と興奮しながら中島さんに言っておりましたが、私も勝手に綾瀬はるかさんの悲しい横顔や凛とした佇まいが頭上に浮かんでおりました。。

その後、『夏の懺悔』、『あなたを愛してしまう』(共に“cancellare”より)でfinishとなったのですが、、

もちろんお願いします!アンコール!!

というわけでまたもや何の打合せもされていない故に『何も用意していない』状態でのアンコールとなったわけですが、中島さん、

「今日は…月が綺麗みたいですね。僕はまだ見ていませんが…その月を想像して弾いてみます。」

とおっしゃって演奏を始めたインプロヴィゼーションがまた!
素晴らしい…
女性陣がキュンキュンしてしまったのも仕方ないでしょう。

とにかくですね〜。。
今日の文章に「…」や「。。」が多すぎてしまう(言葉では言い表せない)程、良いピアノソロの回でありました。

ピアノソロといえば、1月18日には永福町の『sonorium』にて中島さんのピアノソロ演奏会が開催されるそうです!こちらのスペースは音の響きがとてつもなく素晴らしいうえに素晴らしいピアノを完備されているそうなので、是非是非予約すべきでしょう!

また、来月のpianonaは、年末特番よろしく『pianona拡大版』として開催することが決定致しました!

日にちは12月29日(土)の大体15時位から。

中島さんが長年取り組んでおられる「プレリュードとフーガ」のスペシャル企画として、豪華・弦楽四重奏&中島さんのピアノ&バンドネオン奏者・北村聡さんをゲストにお迎えする予定です!

しかも、プレリュードとフーガの新作も発表して頂けるそうです!

そして更に!
(ジャパネット的な伝わり方になってないか不安になってきましたが…)

「プレリュードとフーガ」について、みなさまどれくらいご存知ですか?中島さんが「この作品に長年取り組まれている思い」とは?かく言う私も恐ろしい程知識が無いので、演奏前には中島先生のレクチャー(30分)が付きます!日大で教鞭を取っていた中島先生の姿が垣間みれるでしょう(笑)。

そしてそして…
フクモリではこの日のお食事は「食べ放題!」とさせて頂く予定ですので、知識も心もお腹もいっぱいになって、2012年を締めくくらせましょう〜♪

詳細は近日中に『EVENT』ページにて公開いたしますので、ご予約はそちらから。どうぞ年末までもう暫くお付き合いくださいませー☆

祝復活pianona10月の巻。

2012年10月29日
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今回のpianonaは、ひとことで言うと、しびれた!

ピアノはもちろん中島ノブユキさん、そして定村史朗さん(エレクトリックヴァイオリン)、芳垣安洋さん(ドラム&パーカッション)、尾島由郎さん(ラップトップ&エフェクト)という四名での共演でした。

ひとことで言わないと…(どこまで表現できるか分かりませんが)、今までのpianonaの即興演奏の中では最大人数であり、いくつもの音が最もフクザツに絡み合い、不思議な空間を生み出しながらも、とても興味深く、魅力的で、時の流れが止まっていたようで、あっという間に流れて行った一時間でした。

四名のアーティストが発し、反応し合った音たちは、それぞれに卓越した技術と感覚、互いの温度や空気を察知する力が無ければ、それは音楽にはなっていなかっただろうと思います。
しかしそれが凄く成功すると、、すごく魅力的な音の体験が出来るんですね。
纏まっていないようで纏まっているようで、纏まっていると単に言い切るには語弊があるし…。
もしあの音たちが目に見えてたとしたら、とてもアバンギャルドな形や色が空中を舞っては消えて行っていただろうと思います。
そんな感じです。

って全然伝わっていないと思うので、ほんの少し、こちらでご覧下さい。
映像でもその素晴らしさは伝わるかもしれませんが、生で聴くと全く別の良さが体験できるんですよねー。。



そしてお食事のほうも4種の共演メニューにさせて頂きました。


4色丼(だし、とろろ、醤油の実肉味噌、納豆。納豆と肉味噌がほぼ同色ではありますが…)、
4色お新香(ブルーベリーらっきょ、柿大根、おみ漬け、民田なすのからし和え)、
4種のきのこ汁(なめこ、はなたけ、ひらたけ、とらまきだけ)。
いずれもひとつひとつでも個性的な味わいなのですが、混じり合うとまた違うハーモニーが生まれるんですね〜。お新香はちょっと無理がありますけどね〜。


中島さん、ほぼ声が出ない程風邪をひかれていたのに、ありがとうございました(お大事に)!
アーティストの皆様、ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!

来月のpianonaは…開催予定ですが例の如く日にちは未だ決まっておりません。。
またtwitterFacebookなどでお知らせいたしますのでお楽しみに☆

よみがえりのレシピ、いよいよ公開!

2012年10月19日
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山形県の在来作物を取り上げたドキュメンタリー映画『よみがえりのレシピ』が、いよいよ明日(10/20)から渋谷ユーロスペースにて公開になります。



この映画は、気候、風土、歴史、資源など地域の特色を活かしながら代々受け継がれてきた野菜である『在来作物』の生産者を、山形県出身の若き監督(渡辺智史さん)が二年という歳月を費やして追ったドキュメンタリーなのですが、本当にオススメの作品です。

ただただ真っ直ぐな思いで在来作物を生産している方々の、ひたむきさと眩しさ。そこには働く上で誰もが考えそうなこと…「儲かりそう」とか「有名になりたい」とか「何か楽しそう」とか…

そんなものが一切ありません。むしろ苦労が多く、ニッチな作物なのでそう多く需要も無いが故にいつ途絶えてもおかしくない野菜たちなのですが、生産者の方々はそれぞれの思いで大切に大切に作物を育てています。映画はドキュメンタリーなので、劇的な展開や夢のようなシーンなどはありません。
むしろ淡々と進んでいきます。しかし、だからこそ心の芯に突きつけられるものがあり、心の奥底から湧き上がる何とも言えない感情と向き合うことになるのです。

そう、この映画は在来作物を通して私たちに訴えかけるものがあります。

日常では忘れがちだけれど、日本人の心に響く、忘れたくない、失いたくない風景。

人間にとっての豊かさとは何だろう?

大切なものって何だろう?

そんな映画に共鳴し、フクモリでは期間限定で『在来作物メニュー』を明日10/20(土)から展開することにいたしました。
チャレンジしたのは以下の4種。

上「からとり芋」右下「沖田なす」左下「田川かぶ」



そしてこちらが甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)。



これらの作物がそれぞれ、

からとり芋のグラタン/田川かぶのキッシュ/沖田なすの煮浸し/甚五右ヱ門芋のきぬかつぎ。

となって登場いたします。
この機会に是非、古来より受継がれてきた伝統の味をご賞味ください。
そして映画館にも是非、足を運んでみてください!
皆様のご来店(ご来館)、心よりをお待ちしております。


最後に、今回この企画にご協力頂いた、渡辺智史監督アルケッチァーノさん、甚五右ヱ門芋を生産されている佐藤さん鶴岡食文化産業創造センターの今野さん、ありがとうございました!!

mama!milkとイイホシさんと甘い夜。

2012年10月18日
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月曜日は、mama!milk & イイホシユミコ“bon voyage”でした。

mama!milkの演奏を聴きながら、器作家のイイホシユミコさんの器でごはんを食べ、ひとときの旅気分をご堪能頂くというこのイベント。



席には、こんな風にイイホシさんの器がリボンで結ばれてみなさまをお迎えしました。旅のお供も出来るようにと重ねやすい形になっているこの器、5色あってどれも柔らかな色合いで落着きます。

そうしてmama!milkさんの演奏がスタートし、少し経つと…



フクモリのスタッフがお料理を配り始めました。

この日はspoken words projectさんにご協力頂き、スタッフは皆柄違いのワンピースを着用しておりました。

こんな感じで!(カワイイですよね!)



素敵な音色と共にお食事が運ばれて…まずはディナータイムです。

ちなみにこの日のメニューはこちら。



鶏のしょっつる塩焼き / だしかけ厚揚げ / 菊の花のおひたし / さつまいものカラメル / 弁慶飯

そうしてお腹も満たされたところで…再びmama!milkさん登場!



今度は照明真っ暗です。スポットライトたったひとつの中での演奏…
もーー、会場全体が正にtripした瞬間だったのではないでしょうか。

mama!milkさんの演奏は、何と言いましょうか、音色はもちろんのことまわりの空気や雰囲気も含めフィルム(映画、異空間)の世界に入り込んでしまったかのような空間を創り出すんですね。音色のひとつひとつが、奏でられているというか、感情を持って唄っていると表現したほうが近いように思います。

そのうえフクモリの壁に写し出されたのは、コントラバスを奏でる巨大な影と、華奢で妖艶なアコーディオン奏者という、まるで物語の中に出て来そうな影絵。時折、生駒さんの影はアコーディオン奏者でなくフラメンコダンサーのようにも見えたりもして、それがまた不思議な感覚に陥らせるのです。生駒さんのMCで発せられた声や、カサブランカの旅先でのbon voyage話がまた素敵だったりして。。

そんなわけでとても贅沢で官能的なひとときを(きっと)皆様過ごせたはず。
私もワイン片手に聴きたかったなぁ〜…(笑)。


あ、ちなみに☆
イイホシユミコさんの器とmama!milkさんのCDは今月末までタナフクモリで取り扱わせて頂いておりますので是非ご覧下さい。




最後に、
素敵な器をご提供してくださったイイホシユミコさん、
素晴らしい演奏をしてくださったmama!milkさん、
スタッフ衣装をご協力してくださったspoken words projectさん、
このイベントを企画し声をかけてくださった熊谷充紘さん、
そしてご来場頂いたみなさま、
ありがとうございました!!

またお会いするまで…bon voyage!