2009年10月15日 のアーカイブ

HIVセミナー。

2009年10月15日 木曜日
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準備中。

準備中。



夕方17〜19時、フクモリは貸し切りで社内セミナーを行っていました。



行っていた、と言うと語弊がありますが、貸し切っていただいたのはLevi`s さん。そして開催されていた社内セミナーの内容は「HIVについて」。



なぜ?リーバイスがフクモリでHIVについてのセミナーを行うの?

という素朴な疑問があがるかと思いますが、まず、このフクモリを生み出したK.K.H.K brand designの社長であるボスが、現在リーバイスで行っているキャンペーン「FOREVER BLUE」を手掛けているのです。

そしてこの「FOREVER BLUE」というキャンペーンはどんなものかというと、

みんなのユーズドデニムをリーバイスが店頭で回収し、回収されたデニムはフリーマーケットで、リーバイスを代表するデニムである“501”にちなんで501円で販売し、その収益を「日本エイズストップ基金」に寄付する。

という活動なのです。



で、真面目でかっこいいリーバイスの人たちは思ったのです。

「自分たちは本当にエイズのことを知っているのか?」

と。

右:司会を務めるLevi`sの中道さん。

司会を務めるLevi`sの中道さん(右端)。



そうして今日の社内セミナーが開かれる運びとなったそうですが、本日このセミナーには、エイズの治療や研究をされている研究センターの先生や、薬害エイズ当事者の方からのお話など、大変感慨深い内容となっておりました。

HIVについて説明をされる岡先生。

HIVについて説明をされる岡先生。



HIV-1は約100年前にアフリカでチンパンジーからヒトにうつったと推定される…という歴史から、現在の治療薬や症状のお話など。そして80〜90年代は「エイズ=死」というイメージだったけれど、今は全くそんなことは無い!ということ、治療薬を飲んでいれば普通の生活をしていても大丈夫だし、日常生活で人から人へ感染することは“100%”無いし、20代で感染しても平均余命(寿命じゃないです)は50年。など、もはや今では「エイズ=死」ということにはならない。

薬害エイズ感染当事者の後藤さん。

薬害エイズ感染当事者の後藤さん。



当事者の後藤さんがしきりにおっしゃっていたのは「本当に普通なんです。薬を飲んでいれば普通に仕事をしていて、日常大変なことは何も無い」ということ。

私の眼にも、後藤さんは至って健康そうにみえたし、エイズに関して話す口調もとても明るくて流暢でちょっと拍子抜けしちゃったほど。そんな後藤さんも、その昔、まだHIVに関する知識が世の中に浸透していなかった学生時代の頃には、いじめや差別など、大層辛い目に遭われたそうですが、社会に出てからはそんなこともなく、嫌な思いをされたことは無いそうです。



薬も、以前は一日何十錠も飲まなければならなかったものが、今では2錠程度で済んでしまうなど、日々研究開発されており、きっと今後も更に良い薬が創られていくんだろうなぁと感じました。



キース・ヘリングやロバート・メイプルソープ、フレディ・マーキュリー…80`sを代表する多くのアーティストがその病の名のもとに死を迎えた印象が強く、私の中でも正直今まで、「HIV=死」のイメージは拭いきれないものがあったけれど、今日のセミナーを見学させてもらい、今ってそんじゃ時代じゃないんだな。という印象と、しかしなおまだアフリカなどでは多くの感染者が、日本とは違う状況下に置かれているんだ、という事を考えさせられました。



あと、一番大切なのは「自分には関係ない」と思わないこと。確かに自分自身が感染する可能性はかなり低いかもしれないけど、だからって無関心にならずに、病気のことを良く知って理解し、恐れず、あらゆる意味で「共存していく」ということ。だってこの地球上に生きているなら、それが当然のことなのだから。



というわけで、

みんなも是非「FOREVER BLUE」のキャンペーンに参加してみよう!

キミの「青」で変えられることがある。







【10/16(金)のフクモリランチメニュー】

お肉の定食:だだちゃ豆のコロッケ

お魚の定食:山形真あじの干物

今週の麺定食:むぎきり+小丼(鮭&はららごはん)



ご来店、お待ちしております☆