あさの光を あ〜びて〜♪
と、久保田麻琴さんの「あさの光」が聞こえてきそうな爽やかなカット。
最近賑やかなフクモリの店先。クリスマスリースと、冬野菜と、ランチの看板です。
そして本日注目すべきはこちら!
このクリスマスリース、先日の日曜日にフクモリで行われたfioresoffitta横山幸子のフラワーワークショップで作られたものなのです。
ヤドリギとカラタチで出来ているこのリース、そしてちょこんと羽を休めているクッキーの小鳥…。クールさとかわいらしさが融合されているところが、いかにも幸子先生らしい。
今日はちょっとそんなリースについてのお話です。
ヤドリギは、その名の通り宿る植物。そう、寄生虫ならぬ寄生植物!
樹木に宿ってその樹木の栄養素を拝借しながら生きていく。すごい技を持ってますよね。
でも樹木の上で寄生しながら成長しているだけでは繁殖ができません。。
どうやって繁殖するのかと言うと、今度は「鳥」の力を借りる。ヤドリギには実が成るのですが、その実を食べた鳥が別の木で排泄をしたりくちばしをこすりつけたりすると、見事繁殖成功。というわけです。
自然てほんとによく出来てる〜。
で、終わりそうになりましたが、なぜクリスマスのリースにヤドリギと小鳥が使われるのかというと…
もうこれは言わずもがなですが、聖母マリアにイエスキリストが宿ったからですよね。処女であるマリア様にキリストが宿った、という神秘的なストーリーと、このヤドリギの不思議な生態を重ね合わせたのでしょう。
・・・
というのは、幸子先生から聞いた話。
いやー、勉強になりますね。ちなみにヤドリギは寄生するといったマイナスイメージもありますが、実際には鳥の巣にもなったりして、自然界ではちゃーんと必要とされている植物。寄生された側の樹にとっては少々うっとうしい存在かもしれませんが、鳥たちにとっては重要なお家になる。うん、ほんとに自然てよくできてる。
しかし「寄生」って言うと何か聞こえが悪いですが、「共存」とか言うととたんに良い印象になりますね。
これって受動側の感性によって変わるような。。
そしてそれって人間同士の関係でも同じような。。紙一重ですね。
【12/16(水)のフクモリランチメニュー】
お肉の定食:寿幸鶏の竜田揚げ
お魚の定食:鯖の文化干し
今週の麺定食:だしざる中華+小丼(しょうゆの実肉味噌丼)
ご来店、お待ちしております☆